
最新の事業用電気自動車に試乗しました。現場目線で、その実力を検証します。
◎静かさと力強さを兼ね備えた走行性能
まず驚いたのは走行時の静音性。エンジン音がほとんど聞こえず、住宅街や深夜・早朝の配送でも気兼ねなく運転できます。
アクセルを踏んだ瞬間に力強く、かつ滑らかに加速。信号待ちや一時停止の多いルートでもストレスなく走れる点は、大きな魅力です。
◎プロの声が活きる装備設計
車内は、7,000人の佐川急便社員の声をもとに設計された実用重視の仕様。
荷室には複数の簡易ポケットや台車スペースが設けられ、運転席まわりにも十分な収納が確保されています。
書類や小物もすっきり整理でき、スマホ連携モニターでナビやバックモニターを大画面で表示。安全性と操作性を両立しています。
◎航続距離と充電性能:業務に十分な安心感
フル充電での航続距離は243km。実際の業務でも、一日の配送後にはバッテリー残量が30%以上残っているとのこと。
急速充電なら約30分で40%まで回復可能で、仮に遠距離配送があっても柔軟に対応できます。
◎経済性と導入のタイミング
車両価格はやや高めですが、電気代はガソリンの約1/3とランニングコストは非常に低く、長期的には十分に回収が見込めます。
さらに、今なら118万7千円の補助金が活用可能で、実質負担を大きく軽減できます(申請期限:2025年12月、補助金は2026年1月終了予定)。
◎EVが切り拓く、新たな配送スタイル
電動化は単なる環境対策ではなく、配送業の可能性を広げる選択肢です。
静音性を活かした深夜配送、コスト削減による利益向上、企業イメージの向上など、EVは事業戦略の有力な武器となり得ます。
当社でも導入を予定しています。今こそ、配送の未来に向けた一歩を踏み出すときです。

